2026.10.02
こんにちは!街の屋根やさん春日部店です。 本記事は、一級建築板金技能士の資格を持つ山下流勢が現場確認・監修を行っています。棟板金が浮く主な原因は、固定している釘やビスの緩みです。放置すると強風時の飛散リスクが高まるため、早期の点検・補修が有効とされています。今回は白岡市で、無料点…

🗣️「2階和室の天井に小さなシミができているのに気づいた。屋根で何が起きているのか見てほしい」





こんにちは!街の屋根やさん春日部店です。
今回ご紹介するのは、蓮田市のお住まいからご依頼いただいた雨漏り修理の施工事例です。
築22年の木造2階建て住宅にて、2階天井にシミが発生したとのご相談を受け現地調査を実施しました。
原因は棟板金の釘浮きおよび内部にある木製貫板の腐食でした。
強風や再雨漏りを防ぐため、腐食した貫板を撤去して新調し、ガルバリウム鋼板製の棟板金を新設する棟板金交換工事を行いました。
実施工金額は28万円、工期は2日間です。
蓮田市にお住まいのお客様より、「強い雨が降った後、2階和室の天井に小さなシミができているのに気づいた。屋根で何が起きているのか見てほしい」とのご相談をいただきました。
今回調査にお伺いしたお住まいは、築22年が経過した木造2階建ての住宅です。
屋根材にはスレート(カラーベスト)が使用されていました。
天井のシミは直径15cmほどでしたが、雨漏りは室内に出てきた部分だけでなく、屋根裏や下地材まで水分が届いているサインでもあります。
お客様も「風で屋根材が飛んでいかないか」「修理にどれくらいの費用がかかるのか」と大きな不安を感じていらっしゃいました。
そこで、室内天井の位置確認とともに、屋根に登って詳細な現地調査を行いました。
棟板金は、屋根の面と面が合わさる頂点部分からの雨水浸入を防ぐ金属カバーです。
通常、内部に固定された木製の貫板に対して、横から釘を打ち込んで固定されています。
しかし、日中の寒暖差による金属の伸縮や経年劣化、強い風の揺れによって、長年の間に少しずつ釘が外側へ押し出されていきます。
浮いた釘の隙間から長年にわたりわずかな雨水が浸入し続けた結果、内部の貫板が湿気を含んで腐食し、縮みや崩れを起こしていました。
貫板が木としての強度を失うと、釘を保持する力がなくなり、さらに釘が抜けやすくなるという悪循環が生じます。
今回の現場では、隙間から入り込んだ雨水が浸透し、2階天井のシミとなって現れていました。
| 工法 | 判断 | 選定・非選定の理由 |
| 釘打ち直し・コーキング補修 | 不採用 | 内部の貫板が腐食しており、釘を打ち直しても保持力が効かないため。表面だけの隙間埋めでは再発リスクが高いため。 |
| 屋根塗装 | 不採用 | 塗装は屋根材表面の塗膜保護であり、すでに内部へ浸入している雨漏りや下地貫板の腐食は解決できないため。 |
| 棟板金交換工事 | 採用 | 腐食した貫板を解体・撤去し、新しい防腐貫板と丈夫なガルバリウム鋼板棟板金へ交換することで、構造的に雨漏りを止められるため。 |
| 屋根葺き替え | 不採用 | 屋根材自体(スレート)の著しい欠損や野地板(下地)全体の腐食は見られず、屋根全体の全面改修までは不要と判断したため。 |
今回の現場は「単に釘が抜けているだけ」という状態ではありませんでした。
棟板金を部分的に触って確認した際、内部の貫板に打診時の手応えがなく、木材が水分で脆くなっていることが明確でした。
貫板が腐食している状態で上から釘を打ち直したり、コーキング材で隙間を塞ぐだけの応急処置を行ったりしても、強い台風が来た際に棟板金ごと風で煽られて飛散する危険性があります。
そのため、傷んでいる棟板金と貫板をすべて解体・撤去し、下地から新しく作り直す「棟板金交換工事」が最も確実で無駄のない工事であると判断しました。
安全確保のために足場を設置した後、既存の古い棟板金を解体していきます。
板金を固定していた古い釘を引き抜き、棟板金を取り外しました。
解体して現れた内部の貫板は、長年の雨水浸透によって黒く変色し、手で簡単に崩れるほど腐食が進んでいる状態でした。
この腐食した古い貫板をすべてキレイに撤去・清掃し、屋根の頂点部分を一度きれいな状態に整えます。
撤去作業が完了した後、新しい貫板を取り付けます。
今回使用したのは、湿気や水濡れに対して高い耐久性を持つ防湿・防腐処理済みの木製貫板です。
屋根の頂点部の形状に合わせて隙間が出ないよう正確に切り出し、下地に対してまっすぐ、強固に固定していきます。
新しい貫板を取り付けることで、これから取り付ける新しい棟板金をガッチリと固定するための強固な土台が復活します。
新調した貫板の上から、新しい棟板金を被せていきます。
採用した部材は、軽量で耐食性に優れたガルバリウム鋼板製の棟板金です。
今回の蓮田市における棟板金交換工事は、施工長さ24mに対して実施工金額約28万円、工期は2日間でした。
棟板金工事の費用は、施工する長さ(メートル数)のほか、足場が必要な階数や屋根の勾配(傾斜)、使用する下地材(木製貫板か樹脂製貫板か)などの条件によって決まります。
| エリア | 埼玉県蓮田市 |
| 建物構造 | 木造2階建て |
| 築年数 | 築22年 |
| 施工長さ | 24m |
| 工事内容 | 既存棟板金・貫板撤去、防腐貫板施工、ガルバリウム鋼板棟板金施工 |
| 使用材料 | ガルバリウム鋼板棟板金、防腐木製貫板、ステンレスパッキンビス |
| 実施工金額 | 28万円 |
| 工期 | 2日間(足場掛け・解体含む) |
街の屋根やさん春日部店では、今回の工事において施工前から完了まで計32枚の写真を撮影しました。
屋根の上はお客様ご自身で登って確認することができない場所だからこそ当店では、解体時に判明した内部貫板の腐食状態や新しい防腐貫板を取り付けた下地状態、ビス留めの留め付け位置といった「工事後に見えなくなってしまう重要工程」をすべて写真に残し、お客様へ施工報告書としてお渡ししています。
「写真で貫板が新しくなった過程が見えて、本当に安心できた」とお喜びの声をいただきました。
今回の施工のように、適切な工事を丁寧に行うことで、見えない屋根の構造を守り、お住まいの寿命を延ばすことができます。
街の屋根やさん春日部店では、専門の職人が現地調査から施工まで責任を持って対応しております。
「うちの屋根も大丈夫かな?」
「費用はどれくらいかかるんだろう?」
といったご不安や気になる症状がございましたら、まずはお気軽にご相談ください。
この記事の監修:山下流勢(一級建築板金技能士)/街の屋根やさん春日部店
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