2026.10.26
こんにちは!街の屋根やさん春日部店です。加須市のお住まいで2階天井にシミが発生したとのご相談を受け、現場調査を実施しました。室内シミ位置直上にある棟板金の接合部隙間と釘浮き、および撤去時に確認した内部貫板の腐食を主な原因と判断し、棟板金部分交換工事(費用目安 約15〜25万円・工…
羽生市にお住まいのお客様より、「地上から屋根を見上げた際、てっぺんの金属部分に赤サビが目立っていることに気づいた。強風などで剥がれたり飛んでいったりしないか不安」とのご相談をいただきました。
今回調査を行ったお住まいは、築26年が経過した木造2階建て住宅です。
屋根にはスレート材が使用されており、頂部には棟板金が施工されていました。
地上からは見えにくい屋根上ですが、近隣の工事などをきっかけにご自身で確認されたことで不具合に気づかれた形です。
築20年を超えると、新築時の固定金具や接合部の防水材、下地材の強度が落ちてくるため、専門職人による現場調査が必要です。
現地調査にて屋根に上り点検を行ったところ、頂部の棟板金全体に広がる深刻な赤サビと塗膜剥離を確認しました。
特に重要な箇所として、棟板金どうしが交差する取り合い部(Y字・合体部分)に施されていた防水コーキング(シーリング)材が経年劣化により剥離し、明確な隙間が生じている状態を確認しました。
さらに、棟板金を側面から固定している釘も寒暖差による金属の伸縮で浮き上がっていました。
この取り合い部の隙間や釘穴から雨水が日常的に内部へ浸入し、棟板金の内側にある木材「貫板(ぬきいた)」に湿気が留まる状態が続いていたことが分かりました。
取り外した棟板金の内側を確認すると、貫板は黒く変色し、湿気によって腐食が進行していました。
室内への雨漏り症状は現時点で確認されませんでしたが、交差部のコーキング切れによる隙間および赤サビ劣化と釘の緩み、そして貫板の腐食が重なったことが、今回確認された不具合の主な原因と判断しました。
| 工法 | 今回の判断 | 理由 |
| 部分補修(釘増し打ち・コーキング) | 選ばなかった | 取り合い部にコーキングを足しても、内側の貫板自体が腐食して柔らかくなっているため、十分な固定強度を復元できないため。 |
| 屋根塗装 | 選ばなかった | 板金表面の赤サビ進行に加え貫板が傷んでおり、塗料を塗っても取り合い部の隙間や内部腐食、強風による飛散リスクを解消できないため。 |
| 棟板金交換工事 | 採用した | 腐食した貫板を取り除き、新しい貫板とガルバリウム鋼板製の棟板金へ一新することで、交差部の防水性と耐久性をしっかり確保できるため。 |
| 屋根全体の葺き替え | 選ばなかった | スレート屋根材自体の直ちに必要な雨漏りリスクは低く、棟部分のピンポイント交換で安全性を確保できるため。 |

| エリア | 羽生市 |
| 建物 | 木造2階建て |
| 築年数 | 築26年 |
| 施工面積 | 棟板金:24m(屋根面積85㎡) |
| 工事内容 | 棟板金交換工事 |
| 使用材料 | ガルバリウム鋼板棟板金、貫板 |
| 費用帯(目安) | 約15〜25万円 |
| 工期 | 2日間 |
※2026年7月時点の目安です。屋根の状態・形状・足場設置条件・施工距離により変動します。
屋根の修繕費用は「いくらかかるのか」とご不安になられる方が多くいらっしゃいます。
実際の現場では、棟の長さや屋根の勾配、作業に必要な足場の有無によって費用が変わります。
まずは点検を行い、現地状況に合わせたお見積もりを確認することが大切です。
棟板金の赤サビや交差部の隙間を放置すると、日常的な雨水の侵入によって下地の貫板が腐食し、強風で板金ごと飛散してしまう危険性が高まります。
お住まいの安全を守るためには、表面の塗膜だけでなく「下地がどのような状態か」を正しく見極めることが不可欠です。
街の屋根やさん春日部店では、点検から施工後まで写真を撮影し、お客様に納得していただける施工報告を行っています。
「まずは状態だけ知りたい」という場合も、どうぞ安心してお問い合わせください。
【関連ページ】
久喜市|原因不明の雨漏りが棟板金のサビと貫板腐食が原因だった棟板金交換工事の事例
この記事の監修:山下流勢(一級建築板金技能士)/街の屋根やさん春日部店
街の屋根やさんご紹介
街の屋根やさん春日部店の実績・ブログ
会社情報
屋根工事メニュー・料金について
屋根工事・屋根リフォームに関する知識
Copyright © 2016-2026 街の屋根やさん All Rights Reserved.