「最近、天井に雨染みが出てきた」「屋根のメンテナンスはしたことがない」というお客様からのご相談でした。
お話を伺うと、築30年以上の立派な瓦屋根。
長年手を入れてこなかったため、雨漏りや棟部分(屋根のてっぺん)からの劣化が心配とのことでした。
そんな中、お客様ご自身でいろいろと調べられたそうで、
「棟乾式工法(むねかんしきこうほう)」という工法に興味を持たれ、今回ご依頼いただきました(^^)
現地調査の結果、雨漏りの原因は棟部分(屋根の頂上部分)にありました。
従来の瓦屋根では、棟を積み上げる際に「漆喰(しっくい)」と「葺き土(ふきつち)」という材料を使用します。
これらは長年の風雨で少しずつ崩れたりひび割れたりし、内部に雨水が入り込んでしまうことで、雨漏りの原因となることがあります。
特に築20年以上経つお住まいでは、漆喰が剥がれ落ちてしまい、瓦がグラついて隙間ができてしまうケースが多いんです(>_<)
今回も棟瓦の内部に湿気がこもり、瓦のズレと雨水の侵入が確認されました。
お客様が選ばれた「棟乾式工法」は、近年とても人気が高まっている屋根修理の方法です。
これまでの棟瓦は、土や漆喰で固定する“湿式工法”が一般的でしたが、乾式工法は名前の通り、水を使わずに専用の金具や部材で棟瓦を固定する工法です。
🌟乾式工法のメリット
| メリット | 内容 |
| 💧 雨漏りしにくい | 漆喰を使わないため、経年劣化によるひび割れや剥がれがない |
| 🧱 地震に強い | 棟瓦を金具でしっかり固定するため、ズレや落下の心配が少ない |
| ⚙ メンテナンスが楽 | 定期的な漆喰補修が不要で、長期的にメンテナンスコストを削減 |
| 🌿 軽量化 | 葺き土を使用しないため、屋根の総重量が軽くなり耐震性アップ |
お客様も「長く安心して住める屋根にしたい」との思いから、乾式工法のメリットに共感されてのご選択でした(^^)
① 棟瓦の撤去
まずは既存の棟瓦と古い漆喰・葺き土をすべて撤去します。
内部の木下地(棟木や垂木)も傷んでいたため、一部を交換しました。
棟部分の下地がしっかりしていないと、乾式工法でも耐久性が落ちるため、ここは丁寧に確認・補強します。
② 下地補強と金具設置
乾式面戸シートを設置します。
乾式面戸シートは透湿シートとアルミシートが一体になっており、雨水の侵入を防ぎつつ、屋根内部の湿気を逃がす役割があります。
金具と垂木、乾式面戸シートの組み合わせで、棟瓦をしっかり支えながら、長期的な雨漏り対策を実現できます。
この段階で、新しい樹脂製の棟金具を取り付けます。
棟金具は棟瓦をしっかり支え、風や地震でのズレ・落下を防ぐ重要な役割があります💪
さらに、棟部分の下地には必要に応じて垂木も設置し、棟瓦の安定性を強化します。
③ 棟瓦の再設置(乾式工法)
新しい棟瓦を金具にビスで固定していきます。
従来のように漆喰で固める必要がないため、隙間からの水の侵入も防止。
乾式面戸シートがあることで、内部の湿気も逃がし、耐久性がさらに高まります。
④ 仕上げ・清掃
屋根全体を点検し、ズレや浮きがないか確認します。
周囲の清掃まで丁寧に行い、工事完了です✨
工事後の屋根は見た目もすっきり。
お客様からは・・
「以前より屋根が軽くなって安心です!」
「これで雨漏りの心配もなくなりました」
と嬉しいお言葉をいただきました(^^)
実際に、乾式工法にすることで屋根の重量が大幅に軽減され、地震時の揺れも小さくなります。
さらに、今後の漆喰補修も不要になるため、長期的なメンテナンスコストの削減にもつながります。
こんな方におすすめです👇
特に杉戸町のように、風の強い日や積雪のある地域では、瓦のズレや漆喰の劣化が進みやすいため、乾式工法へのリフォームは非常に有効です☔
| お悩み | 解決方法 |
| 雨漏りしている | 棟瓦の乾式工法で根本解決 |
| 漆喰が剥がれている | 漆喰を使わないので再発防止 |
| 屋根が重い | 葺き土を使わず軽量化 |
| 地震が心配 | 金具固定でズレ・落下を防止 |
雨漏りを放置してしまうと、木材や天井裏まで被害が広がり、大きな修繕が必要になることもあります。
「今のうちに点検だけでもしておきたい」
そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください(^^)
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