2026.10.20
こんにちは!街の屋根やさん春日部店です。築32年になる木造2階建てアパートのオーナー様より、地震対策と将来的な防雨性の確保についてご相談をいただきました。現場調査を行った結果、瓦のズレや漆喰の劣化を確認し、屋根材を新しくする葺き替え工事を実施しました。今回の施工面積120㎡におけ…

🗣️「アパートの古い瓦屋根が地震で落ちてこないか心配」





今回の現場調査では、棟部漆喰の著しい風化と一部の平瓦のズレを確認し、地震時の屋根材脱落リスクおよび建物の頭重化による構造負荷が主なリスク要因と判断しました。
調査時には以下の3点を確認しました。
✅棟瓦(むねがわら)を固定する漆喰の著しい風化・剥がれ
✅一部平瓦の位置ズレと数枚の割り割れ
✅屋根全体の総重量が木造躯体に与える負担
和瓦自体は耐久性の高い素材ですが、固定している漆喰が風化すると、地震の縦揺れや横揺れに対して瓦を保持する力が低下します。
固定力を失った瓦がズレたり落下したりするリスクが高まるほか、約6トンという重さが2階の頭上に載っている状態は、地震時に建物の揺れを増幅させる要因となります。
入居者様の安全管理と長期的な建物維持の観点から、構造的な軽量化が必要であると判断しました。
| 工法案 | 判断 | 理由 |
| 部分補修(漆喰打ち直し・瓦固定) | 不採用 | 瓦の脱落予防にはなりますが、屋根の総重量は変わらず、地震時の建物への負荷(頭重化)を解消できないため。 |
| 屋根塗装工事 | 不採用 | 陶器和瓦は表面塗装が不要な素材であり、塗装を行っても重量軽減や漆喰の保持力向上にはつながらないため。 |
| 屋根カバー工事 | 不採用 | 和瓦は波形状の凹凸と厚みがあるため、上から新しい屋根材を被せるカバー工事が物理的に不可能なため。 |
| 屋根葺き替え工事 | 採用 | 既存瓦を撤去して金属屋根に替えることで、屋根重量を約1/10に削減でき、耐震性向上とメンテナンス省力化を同時に達成できるため。 |
今回の145㎡のアパート屋根葺き替え工事は、実施工金額約220万円(税込)、工期7日間でした。
屋根葺き替え工事の費用は、屋根面積・既存屋根材の種類(撤去処分費の違い)・使用材料・足場掛け面積・施工難易度などによって変動します。
| エリア | 埼玉県久喜市 |
| 建物 | 木造2階建てアパート |
| 築年数 | 築32年 |
| 施工面積 | 145㎡ |
| 工事内容 | 屋根葺き替え工事(和瓦→スーパーガルテクト) |
| 実施工金額 | 約220万円(税込) |
| 工期 | 7日間 |
「うちのアパートの瓦屋根も地震対策が必要か見てほしい」
「まだ工事するか決めていないが、まずは費用感だけ知りたい」
といった段階でも構いません。
アパートや貸家の屋根状態のお悩みや、現地写真の確認だけでも気軽にご相談いただけます。
この記事の監修:山下流勢(一級建築板金技能士)/街の屋根やさん春日部店
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